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09 July

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27 August

批評されるということ

今回は自分の作品を批評されることについて書きたいと思う。
このタイトルで記事を書こうと思ったきっかけは、拙作のSRPG「たまごがえり」に
1件新たにレビューがついたからだ。
(たまごがえりのダウンロードについては下記のURLからどうぞ
https://freegame-mugen.jp/simulation/game_7715.html)

批評(レビュー)を受けることについてどう思うかというと、正直に言えば
ポジティブな内容を書かれると嬉しいし、その逆にネガティブな内容を
書かれると悲しいし、時には苛立ちを覚えてしまうことさえある。

それでは、田中佐藤はポジティブな内容のレビューを求めて
作品を作っているのかと言われると決してそうではない。
かといってネガティブで辛辣な批評を求めているのかといえば、そうでもない。

批評は、その作品に対して新しい見方(いわゆる気づき)を与えたり、
作品をより良くするためのものであるべきだと思っている。
「~であるべきだ」という強い言葉を用いたのは、残念ながらSRPG Studio界隈に
限らず、Amazonのク○レビューよろしく、この世の中には
新しい見方を与えることもなければレビュー対象になっている事物の
向上を願ったわけでもない憂さ晴らし目的のレビューが多すぎるからだ。

そんな憂さ晴らし目的のレビューを目にして、その作品を作った
クリエイターがそのレビューに対して批判すると、ドラえもんの漫画の
某シーンの画像を引き合いに出して「どんなにこきおろされても、
さまたげることはできないんだ。それがいやなら、だれにもみせないことだ」
とクリエイターを嘲笑ってみせることがよくある。

もちろん世に問うた作品である以上、誰であっても
作品を批評する権利は保障されている。
同時に、批評を受けた作品のクリエイター側も批評を
「批評」する権利は認められている。だから何を書こうが自由である。

だけど自分自身は先ほど述べた通り、
批評は、その作品に対して新しい見方(いわゆる気づき)を与えたり、
作品をより良くするためのものであるべきだと考えている。

そう思うようになったのは、youtubeにアップロードされている
ライムスターの宇多丸氏のシネマハスラーという映画批評コーナーが
きっかけである。
氏の行っていた映画批評はなかなか刺激的であった。
宇多丸氏は口が悪く、そして辛辣で、誹謗中傷や人格攻撃の一歩手前と
みなされてもおかしくないくらいに攻撃的な映画批評を行っていた。
だけど氏のレビューは、映画作品を構造的に分析したものであったり、
その分析の上での辛辣な物言いであるのだ。また、改善点と称して
良くない点をいくつか挙げている場合もあるが、それらのいずれも
その点さえ改善できれば作品のクオリティを上げることができるものばかりだ。

そんな辛口であるが的を得た宇多丸の映画批評を聞きながら

自分が見たレビューの中で、腹立たしいと感じるレビューの類型は何かと
考えた。
すると、自分は「レビュー対象になっている事物の
向上を願ったわけでもない憂さ晴らし目的のレビュー」に腹を
立てていることがわかった。
自分の作品が自己顕示欲や日頃の鬱憤を晴らすために
レビューされていることに怒りを覚えざるをえなかった。

レビューは作品を少しでも良くしていくための営みであるべきで、
クレームの類語であってはならないのだ。

最後にここまでこの記事を見てくれたレビュアーの方々に二つ言いたいことがある。
一つ目は感謝だ。貴重な時間を割いてレビューしてくれてありがとう。
何度かレビューを書こうとして挫折した経験があるのでわかっているつもりだが、
レビュー1つ書くのにも大変な労力が要る。レビュアーの方々の尊い営みの
おかげで、今日もまた一つの作品にあらたな気づきが与えられている。

二つ目は、自己顕示欲を満たしたり
人格攻撃をして日頃の鬱憤を晴らす手段の一つとしてレビューを用いないで
欲しいということだ。
この記事を最後まで読んでくれているようなレビュアーの方々にはこのような苦言を
呈する必要などないかもしれないが、最後に言っておきたかった。

さて。この記事ももうすぐ終わりだ。
最後に拙作「たまごがえり」のダウンロードページのURLを
貼って終わろうと思う。

https://freegame-mugen.jp/simulation/game_7715.html

今回は以上です。たまごがえり、レビューしてね!
待ってます。
(巫女物語もレビューしてもいいのよ)
https://freegame-mugen.jp/simulation/game_6492.html
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15 April

進捗等 2019/04

進捗等

■たまごがえり
・五月末~六月末までプロジェクト凍結(私事のため)
・ただしイラスト依頼等やゲームバランス調整等については継続の方針

■その他のゲーム製作
・できるだけやりたい、やりたい(意味深)
・ただし完成までできるかどうかは微妙。駄目なら投げる覚悟

■短編(小説)
・近日中に公開したい
・大体できてるが、最後のところでいまいちやる気がわかない


■絵の練習
・不明
・絵上手くなりたい
・画力求求求求

以上
16 February

完成、『たまごがえり』!

2019年2月13日。

(記憶の通りであれば)ちょうど一年前に制作を開始したフリーゲーム『たまごがえり』が、
ようやく完成した。
完成するまでの道のりはひどく長く、数多の艱難辛苦を乗り越えた末に、ようやく
『たまごがえり』は完成した。

そんな手間も時間かけて作り上げた『たまごがえり』、さぞ面白いのだろうか、
と思われる人もいるかもしれないが、残念なことにそこまで面白くはない(と個人的には
思っている)。

恐らく『たまごがえり』ではなく『たまごがえり完成に至るまでの制作秘話』の方が
はるかに面白いと思う…なんてことを、ゲームの紹介文に絶対書くことはできない。
だからこの場に書いておこうと思う(笑) 許して(懇願)


たくさん努力をしても、たくさん時間を費やしても、それが面白い作品作りにつながるとは
限らない。というか、そもそも"見る側"にウケなければ、どんなに努力しようと、
どんなに細部を作り込もうと駄作の烙印を押されるか、
あるいは作品の存在そのものを無視されるのが世の常である。
だったら努力しなければいいのではないか?細部にこだわらなくても
よいのではないか?と思うが、見る側というのは往々にして細部に
こだわって作品を見ているものである。なので手抜きは許されない。
努力なくして進歩はない、したがってものをかく者は、
(見る側が細部を見ているかどうかは別として)常に作品のクオリティを
向上させるための努力を求められているのである。
(ここまで書いて、少しナーバスな気分になってきたので、この話はこのへんで終わりに
しておきます)

このように、まるで人生のような独特な厳しさが、クリエイティブの世界、
つまりものを作る人間に広がる世界だと思って差し支えないと思う。

そのような作品作りを取り巻く理に、『たまごがえり』も例外なく抗うことができず、
『たまごがえり』は晴れて「手間暇かけて作ったけどたいして面白くない作品」と
なったのである。
自分としてはできるだけ面白くなるように力を尽くしてみたが、
力及ばず…。正直相当ショックであるが、仕方ない…。
面白くないものを面白くするほどの技量が、今の自分にはまだなかったのだ。

ということで、少し休んだら、また次の作品を作ろうと思います。
そろそろファンタジー作品もネタ切れ気味なので、一度お休みして、
ゲーム制作以外でなにか作品を作りたいと思っています。

絵の練習もそろそろ再開したいですね。デッサン系の本も買ってきたので、
今年は絵の練習を中心に据えて色々やりたいと思っています。

閑話休題。
長いゲーム制作がひと段落して、ようやく肩の荷が下りた気分です。
とてつもない解放感に包まれております。
2019年も田中佐藤をよろしくお願いいたします!あけおめ!(今更かい!)
15 November

「たまごがえり」について

今年の三月頃から制作しているSRPG「たまごがえり」について。
進捗は駄目です。
というか、もうこれはほんとのほんとに数カ月前から思っていたことだけど、
制作が楽しくないです。というかシナリオも根本から破綻しているような…
破綻していないかのような…。
というわけで、たまごがえりは制作を中止するか、
適当なところで切り上げて完結ということにしておきます。
多分、これ以上続けても、僕にとっても、たまごがえりにとっても
あまり良い結果に結びつかないような気がします。
今回はそれだけ。
02 June

恐らく最後のゲーム制作。『たまごがえり』

かれこれ今年の三月頃から製作を始めていたSRPG「たまごがえり」。
当初は三部構成としていたが、モチベーションの関係で二部構成になり、
twitter等で進捗を公開するような形式は、一部までと自分の中で決めている。

なぜか?
それは色々ある。二部以降は完成できるモチベーションが保てるとは
言い難いからだ。
だから、一部だけを完成させて世に出して、終わり、ということにしておきたいのである。

もちろん、二部以降も一応は作るつもりだ。(完成させるとはいっていない)

二部は、愛に生きるメイド、『リーベ』にまつわる物語で、
三部は、『たまごがえり』にまつわる物語の予定だ。

二部と三部の製作は前後するかもしれないが…。

とはいえ、二部と三部は、正直SRPGとして扱うには
あまりに繊細なテーマになりすぎるだろうと思う。
恐らく、万人向けではないし、かといって玄人向けでもない。

そんな繊細なテーマのゲームを、流石にtwitter等で
進捗を公開しようとは思わないのだ。
だから、『たまごがえり』は一部完結で色んなサイトに
ゲームをアップロードして、製作終了、という運びになる。

二部と三部については、そもそも作るのかどうかすら怪しいが、
作るとすれば、ゆっくりと、そしてその繊細さを失わないように
優しく丁寧に物語を紡いでいきたい。
そうして、いつの日か、二部と三部が完成したら、
完成版の『たまごがえり』として、どこかのサイトにゲームを
アップロードしたいと思っています。


恐らく、今回が最後のゲーム制作。
ゲーム制作を通して、僕も結構成長できたんじゃないかなって思ってます。
UI製作ではデザインの面やフォトショップの使い方、配色等について
学ぶことができました、
シナリオ製作では、シナリオを最後まで書き切る力とストーリー構成について
深く学ぶことができました。
ゲーム制作を通して、本当にたくさんのことを学ぶことができました。

ゲーム制作での学びを、他のクリエイティブな活動(漫画、イラスト、小説、その他)に
いつの日か活かせることを願って。

今回の記事はここまでにしておこうと思います。ではでは。