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11 August

【フリーゲーム】-カタフィギオ- 感想等

海土 五里幻さんの作品「-カタフィギオ-」をプレーしました。

-カタフィギオ-
https://www.freem.ne.jp/win/game/26160



実際にプレーしている様子も録画してみました。
こちらから見れます。(YouTubeの再生リストに飛びます)

結構何も考えずにガバガバプレーしていますね。
上手いプレーを見たい人は見ない方がいいかもしれません。
グダグダなところもそこそこありますね(笑)

というわけで。ゲームの紹介等はここまでです。
以下、感想になります。
製作者目線を多分に含みます。ご注意ください。

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ゲームシステムの完成度の高さ
全体をプレーした上での感想ですが、まず目につくのが
ゲームシステムの完成度の高さですね。

正直なところをいうとSRPG Studio製のゲームはほとんどプレーしていません。
ここ一、二年でクリアーまでプレーしたゲームは二、三作程です。
ただゲームシステムがここまで完成しているゲームには出会ったことがありませんでした。
(という風に書くと、色々とモヤモヤした思いを抱いてしまう方も
おられるかもしれません。田中佐藤自身がかなりえり好みしてしまうタイプなので
ゲームシステムの完成度が高いゲームに出会っていない可能性については否定できません。
ですのでこの記事を見た方で何か思うところがある方も、
必要以上に神経過敏になったり、気を落とす必要は
ないでしょう。そもそも完成度の高さというのは観賞した側の
主観に依る部分が多く云々…)

()内の内容が多すぎて話が逸れてしまいましたね。
ゲームシステムの話題に戻しましょう。


-カタフィギオ-のゲームシステムを紐解くカギは「リスクとリターン」
-カタフィギオ-のゲームシステムの最大の特徴、それは
各キャラクターの行動(どのマスに動かすか、武器選択等)に
しっかり重み付けがされているところです。
もう少し具体的に書くと、各キャラクターの行動に対して、
リスクとリターンが明確に設定されていて、なおかつリスクとリターンが
ちゃんと釣り合っている、ということです。


※具体的にどのような場面で
リスクとリターンの釣り合いがとれていると
田中佐藤が感じたのかはここでは書きません。
実際にプレーしてみることをオススメします。


これのどこがすごいの?と思われる方もいるかもしれませんが、
リスクとリターンが釣り合っていないゲームというのは非常に多いです。
その行動を取るリスクは非常に大きいのに、リターンがあまりにも少ないというゲームは
珍しくありません。
商業作品も例外ではありません。(自作品はどうなのかというのはさておいて…)

「ポケモン」から考えるリスクとリターン
他のゲームを例に考えてみましょう。
「ポケモン」では、かみなりという技が存在しています。
威力110、命中率70の技として設定されています。
ポケモンのゲーム内では、命中率100の技であれば威力90であるのが相場です。
威力90では敵をワンパンできなくても、威力110であればワンパンで倒せるケースも
かなり存在しています。
そう考えると、かみなりの命中は70で、命中する確率はやや低いですが
威力が110も出るのは非常に魅力的です。ワンパンできる範囲は広いです。

ポケモンにあまり馴染みのない方には想像し辛い話かもしれませんが、
ワンパンで倒せるか、二発で倒せるかには天と地ほどの差があります。
一発で倒せたので勝ち、倒せなかったので負け、ということもよくあります
なので命中率の不安定さを加味したとしても、かみなりという技を
使うことに見合うリターンは十分に確保されている、
と言うことができるでしょう。
つまり、ポケモンはリスクとリターンの釣り合いについて
きちんと考えられているゲームなのです。

リスクとリターンが釣り合っているゲームばかりではない
しかし、他のゲームではどうでしょうか。
威力105、命中率50、というような設定をされているゲームは
非常に多いです。つまりリスクとリターンのつり合いが取れていないということです。
そのようなバランスのゲームは、往々にして
「つまらない」という評価を受ける傾向にあります。

モンハンはハイリスクローリーターンなゲーム?
もちろん、ゲームの面白さというのは
リスクとリターンの釣り合いよってのみ決まるわけではありません。
リスクとリターンが釣り合ってなくても、「面白い」という評価を受けるゲームは
たくさんあります。往年のファンの方には非常に申し訳ないのですが、
モンスターハンターシリーズはそのような例に当てはまると思います。
モンスターハンター、とても面白いんですけどね。

ただリスクとリターンの釣り合いという観点でみると、おおよそ釣り合っていないと
思います。ゲームのどの部分をとっても、基本的にハイリスクローリターンなものが
多いと思います。

総論
「-カタフィギオ-」は、リスクとリターンの釣り合いが上手く
とられていたと思います。
リスクとリターンを軸にしたゲームシステムは非常に完成度の高いものでした。
リスクとリターンを決めるためにはバランス感覚が必要なのですが、
そのあたりのさじ加減は非常に難しいと思います。
一朝一夕で身に付くものではないと思います。
「-カタフィギオ-」のゲームシステムについて、
今後ゲーム製作をする際に参考にできる箇所があれば
是非参考にしたいと思いました。

感想としては、以上になります。
感想というよりは思いついたことを書き殴ったものに
近い形になったかもしれませんね。
そろそろ終わります。
ここまで読んでくださってありがとうございました!

それでは!
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